【小説】黒革の手帳 上・下



何度もドラマ化されている黒革の手帳。

なんと1983年に発売された作品だ。



公衆電話、喫茶店、煙草の描写などの舞台設定は時代を感じる部分があるのは確か。

でも、内容に古さを感じさせない。



本書は、ドラマより残酷だ。

描写の想像力にもよるとは思うが、容赦のない雰囲気がある。



原口元子は、長年勤めた東林銀行千葉支店から7568万を横領する。

元子が横領したのは、いわくつきの預金なので、銀行は泣き寝入りだ。

そして、横領したお金で銀座にカルネという店を始める。



地味で誰にも相手にされなかった元子が、銀座のママとして女性の魅力を増していく。

驚くべきは、銀座のサクセスストーリーの描き方だ。

普通なら、苦労しながら少しずつ店を大きくしていくストーリーを描きそうなものだが本書は違う。



数字に強く頭の切れる元子だが、カルネの運営には苦戦し赤字が続く。

店のホステス波子がパトロンである産婦人科病院長の楢林の資金で、カルネの階上に大きな店を開こうとする。



大きなピンチにも元子は、冷静だ。

徹底的に調べ上げ、隠し預金情報を元に口止め料を脅し取ることを図る。



ピンチが訪れるたび、本書のタイトルでもある黒革の手帳(情報)をもとにキーマンから脅し取る。

善人からではなく、闇を持つお金を奪い取る姿は、悪人である元子をヒーローに仕立て上げる。

実際やっていることは、横領にゆすりなのだから、暴力団顔負けだ。



そして、意外な結末が待っている。

数々の悪事を行った元子は、大きなクラブ「ルダン」を手に入れることができるのか。

人生の教訓にもなりそうな結末に、きっと感動するだろう。


ドラマを観ていた人も、ぜひ原作を読んでみてほしい。








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